香典のやり取りに関して手紙・礼状が必要なことがあります。
まず、
「香典を郵送する場合、現金封筒の中に入れる手紙・礼状」の文例です。
御尊父様御逝去のお知らせをいただき、驚きと悲しみを押さえることができません。謹んでお悔やみ申し上げます。
秋にお邪魔しました折にはとてもお元気で、楽しいひとときを過ごさせていただきましたのに。とても心のお優しい御立派な方でしたね。御家族の皆様のお嘆きは、いかばかりかとお察し申し上げます。
御家族の皆様には、お悲しみのあまり健康を損なわれることのなきよう、心からお祈り申し上げます。すぐにでも御霊前に駆けつけたいのですが、遠方ゆえかないませんこと、どうかお許しください。
同封のものは心ばかりのお香典ですが、御霊前にお供えいただければ幸いです。
その他には、
「香典を頂いた側の手紙・礼状」です。
このたびは父の死去に際しまして、お心のこもったお悔やみ状と過分な御香料をいただき、誠にありがとうございました。
闘病生活は約○年におよびましたが、進行は非常にゆるやかなものでした。病状が悪化したのは最後のひと月ほどのことで、天に召される○日前まで、家族とともに自宅で過ごしておりました。それが私どもにとってはせめてもの慰めです。
今は一日も早くこの悲しみを乗り越え、家族が元気に暮らしていくことが、何より父への供養になるものと思っています。
父が生前賜りました御厚情に改めて感謝いたしますとともに、今後も私たちに変わらぬ御指導いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
「香典のお礼が遅れた場合の手紙・礼状」
このたび母の死去に際しましては、お心のこもったお悔やみのお手紙とお香典を頂戴いたしまして本当にありがとうございました。
本来でしたらすぐに御連絡差し上げなければならないところですが、遠方にお住まいですし、かえって御迷惑おかけしてはと思い、あえて御連絡を控えさせていただきました。どうかお許しください。
私もしばらくは茫然自失のありさまでしたが、いつまでも悲嘆に暮れていては母の供養にならないと思い、ようやく気をとり直したところです。今月から仕事も再開いたしましたので、どうか御安心ください。
これからも何かとお世話をおかけすることがあるかと存じますが、よろしくお願い申し上げます。
最後に
「香典返しに添える手紙・礼状」
先般の亡夫○○○○の永眠に際しましては、御丁重な御弔詞ならびに御芳志を賜りまして、ありがたく厚く御礼申し上げます。
おかげさまで本日○○○○○○、○○日の法要を営みました。つきましては、供養のしるしまでに心ばかりの品をお届け申し上げましたので、御受納いただければ幸いに存じます。
今後ともどうか変わらぬお力添えのほど、お願いいたします。
多少は上記の手紙・礼状をアレンジしたり複数の文章から新しい文面を作成したりしても良いのではと思います。
なかなか手紙を書くのは、慣れないので大変ですが参考にしてくださいね。
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