連名とは、複数の人が一つの不祝儀袋にお金を包む場合のことをいいます。
連名で香典袋の表書きをする場合は、相手とのつきあいの深さによって、連名にするべき場合と、やめておいた方がいい場合とがあります。
また、書き方、受付での記帳の仕方など連名の場合のちょっとしたヒントをお伝えします。
●通常の連盟でない場合、差出人の名前を中央に記入します。
●3.4名の少数で連名の場合
少数で連名にして包む場合、差出人の名前を真ん中に並べて記入します。通常、右から上位の人の名前を記入します。上下関係がない場合は五十音順でも良いでしょう。この場合書けるのが3〜4人までとなります。中包みには、各住所・氏名を記入しておくか、別紙に記入した紙を入れておけば、相手様の香典返しの時のつきあわせが楽になります。
また、夫婦で会葬や参列する場合は、世帯主名あるいは連名でもかまいませんが、故人との関係が夫婦共に深かった場合には連名にするのが一般的です。
●それ以上の連名の場合
多くの人数で署名を出す場合は、代表者の氏名の左側下部にに小さく[他○名]または[外一同]などと記入して、別紙に代表者以外の氏名を連記します。そして包みの中に同封します。団体の場合は、団体名を書いて外一同は書きません。
別紙の紙についてですが、記入時の氏名の順番は、表書きの時と同じく右から上位の人左側に向かって下位の人になります。
個別の金額を書いて、誰がいくら行ったかわかるようにしても良いです。
また、故人との関係が会社関係などで、後々わかりにくい場合などは、会社名を氏名の横に記入したり、名刺を貼り付けたりしてもよいです。
ようするに、後になって遺族の立場に立ったらどうなのかを考えて包めば、どのようにすればいいか答えは出てくるでしょう。
とここまで書いたのですが、2名くらいの場合は、連名を避けた方がいいです。
Q.
葬儀に行けないので連名で香典出しておいて」と友人から連絡がありました。連名(2名)の場合、表書きは2名のフルネームを書くということはわかるのですが、中包みはどのように書いたらよいのでしょうか?2名分の住所と氏名ですか?また受付で記帳の時はどのように書いたらよいのでしょうか?よろしくお願いいたします。
A.
香典返し(満中陰志)が一つ(夫婦など)の場合はいいですが、友人同士の場合、結局遺族側でどちらに送って良いか等いろいろ調べねばならないので、2度手間になります。香典も二つ、記帳も2名分が、忙しい遺族にとって優しい心遣いとなります。
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